自分らしさを見つけるには、「らしくない」瞬間に気づくことも大切です。
■ 「無理してる」って、どういうこと?
- やたら疲れるのに、原因がよくわからない
- 気づくと眉間にシワを寄せている
- なぜか深呼吸ができない感じがする
こんな“なんとなくの違和感”を感じたことはありませんか?
実はそれ、「無理してるサイン」かもしれません。
■ “無理”は、感情と身体が先に教えてくれる
頭では「がんばろう」「やるべきだ」と思っていても、
感情や身体は嘘をつけません。
- 心がついてこないまま笑っている
- 言いたいことを飲み込んでばかりいる
- 終わったあとドッと疲れる
それは、あなたの内側が「無理してるよ」と知らせているサインです。
■ 「無理してる自分」によくある思考パターン
- 「これくらいやらないと認められない」
- 「迷惑かけるくらいなら、自分がやったほうがいい」
- 「断ったら嫌われるかも」
こうした思考が強いときほど、
“自分より他人”の軸で動いていることが多くなります。
自分の気持ちや限界より、周囲の期待を優先してしまうとき、
無理はどんどん蓄積していきます。
■ 気づくヒント:「ほんとはどうしたかった?」
1日の終わりに、こう問いかけてみてください:
- 今日一番「疲れた」と感じた場面は?
- そのとき、本当はどうしたかった?
- それを“我慢した”理由はなんだった?
小さな「無理」に気づくことが、大きな“ズレ”を防ぐ第一歩です。
■ 「無理しない=わがまま」じゃない
無理をやめることに罪悪感を抱く人も少なくありません。
でも、
自分の気持ちを尊重することは、わがままではなく“自己信頼”です。
無理せず動ける状態のほうが、
- パフォーマンスも上がる
- 人間関係もスムーズになる
- 自分らしさが自然ににじみ出る
そんなふうに“好循環”が生まれていきます。
■ 最後に:あなたは今、どこかに力が入っていませんか?
- 呼吸が浅くなっていないか?
- 肩や背中がこわばっていないか?
- 頭の中が「〜すべき」でいっぱいになっていないか?
……でも、これらの状態、実は“自分では気づきにくい”もの。
たとえば、電車で深いため息をついて「なんで今ため息ついたんだろう」と気づいたとき。
ドアの窓に映った自分の顔が、思わずゾッとするほど疲れていたとき。
誰かのちょっとした言葉に、やたらイラッとしたとき。
家に帰ってきて、ドアを閉めた瞬間に「疲れた…」と声が出たとき。
そんな小さな瞬間が、
“無理していた自分”を教えてくれるセンサーになります。
少し立ち止まって、
「今、私は無理してない?」
と自分に問いかけるだけでも、
心と体の緊張がふっと緩むことがあります。
そして、もし気づけたなら、
「助けて」と声を上げることも、あなたらしさを守る大切な選択です。
弱さを見せることは、恥ではなく、誠実な自己表現です。
無理しないあなたこそが、本当の“あなたらしさ”を生きている状態です。
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